ARABIA Katrilli/カトリッリを掲載しました。

フィンランドで買い付けたアラビアのKatrilli/カトリッリをwebにアップしました。
ARABIA Katrilli/カトリッリ

ウラ・プロコッペと並んでアラビアを代表する女性デザイナー、
エステリ・トムラによるものです。
モチーフは蓮の花。
東洋の花を北欧らしくまとめ上げています。

華やかな印象ですが、
ブラウンだけしか使われていないので優雅すぎず、
モダンで落ち着いたかわいらしさが表現されています。

「katrilli」とはフィンランドの民族舞踊を意味し、
正方形の中で男女が踊る「カドリール」というフランスの伝統的舞踊に由来します。

「踊るように咲き誇る」というイメージなのか、
蓮の花で敷き詰められた池がまるでkatrilliを踊れるような舞台に思えたのか...
定かではありませんが、エステリ・トムラらしいデザインです。


注目すべきなのは、1つ1つの花。
全体的にはプリントなのですが、
それぞれの花はわずかにデザインが違います。

17cmプレートで見てみましょう。
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート17cm

どうでしょう?
よくわかりませんよね。


ということで、花をアップした画像を用意しました。
ARABIA Katrilli/カトリッリの花の違い

よ〜く見てくださいね。



では正解を。


ポイントは葉の部分です。

まず葉の枚数が違います。そして葉の形。
葉に入った線(葉脈)の数もランダムです。

さらにさらにじっくり観察すると、花びらの形や中央部のドットの配置もわずかに違っています。

これを全体で見ると、やっぱりわかりませんよね。
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート17cm 001
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート17cm 001

でも、1つ1つの花が少しだけ違うことで無意識のうちに立体感やリアリティを感じているように思います。
当たり前ですが実際の花は少しずつ違いますよね。
それを、プリントで制作する上でどうやって表現するか。

エステリの作品は草花を緻密かつ写実的に描いたものが多く存在します。
おそらくそれが理由で、ハンドペイントよりプリントものが大半を占めます。
(ハンドペイントは大柄になってしまうため)

Katrilliのような規則的に配置する模様において、生き生きとした花を描きたい、
そんな彼女らしいこだわりが感じられます。


1975-1977年のわずか3年未満という短い製作期間だったため、
現地フィンランドでも数の少ないシリーズ。

今回の入荷は全部で8点です。
上記のプレート17cm4点に加えて、
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ デミタスカップ&ソーサー 001
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ デミタスカップ&ソーサー 001
Valencia/ヴァレンシアやPaju/パユと同じNDモデルの特徴がよく出ている、
独特な曲線と高台が素敵なフォルムです。

コーヒーカップ&ソーサーは2点。
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ コーヒーカップ&ソーサー 001
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ コーヒーカップ&ソーサー 001

ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ コーヒーカップ&ソーサー 002
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ コーヒーカップ&ソーサー 002

001と002で、カップの花周りの茶色が少し違います。
001のカップのバックスタンプには「Katrilli」と入っているのに対して002には無し。
どちらが先か後かわかりませんが、製造時期が違うものかもしれません。

最後に大皿。
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート26cm 001
ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート26cm 001
フチが大きめなので実際に料理を盛り付ける部分は約20cmほどですが、
そのフチにたっぷりと描かれた蓮の花が、実に優雅で贅沢な気持ちにさせてくれそうです。

ARABIA/アラビア Katrilli/カトリッリ プレート26cm
ちなみに裏面のバックスタンプが1971-1975のものなので、
Katrilliの製造年代(1975-1977)からすると1975年製造ということがわかります。


だからどうしたって感じですが、
1年単位で製造年がわかると何となく気持ち良いです。
1975-1977というより、「1975年に作られた」っていう方が具体的なイメージが湧いてきます。
イヤープレートではないですが、スッキリしますね。


そしてまた余談。
他のサイトさんではほぼ全て「カトリッリ」ではなく「カトリーリ」との記載。
フィンランド語はローマ字読みなので、「カトリッリ」のはず。
(と、ほとんどフィンランド語がしゃべれない自分が言ってみる)

ベルサはスウェーデンで「ベショオォ」だし、
レッドアスターは「ロッドアスター」なんですが、
規則性の全くない英語でもkatrilliを「カトリーリ」とは読めないので、
ちょっと英語をかじった自分としては「カトリッリ」でいきます。

そんなこと言い出すと、
Uhtua/ウートゥアは本当は「ウフトゥア」だろうし、
Krokusは英語を喋れるフィンランド人にも「クロッカス」で通じず「クロゥクス」だったし・・・
キリがないんですけどね。

ひとり言が長くなりました。。


ではKatrilliの一覧はこちらから。 ⇒ ARABIA Katrilli

 

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