スティグ・リンドベリ展に行ってきました。

今年で生誕100周年を迎えたスウェーデンを代表するデザイナー、スティグ・リンドベリ(1916-1982)。

現地グスタフスベリの陶磁器博物館で5月から開催された特別展を再編集して、

10月19日から西武百貨店池袋本店にて「スティグ・リンドベリ展」が開催されたので、10月24日に行ってきました。

スティグ・リンドベリ展に行ってきました

5月の買付時にも現地で行ったのですが、1959年に西武百貨店の包装紙デザインをリンドベリが担当したということで、そのデザインを使った限定アイテムもいくつか発売されるとのこと。

 

生まれてからずっと西武沿線で過ごし、西武グループにお世話になった身としてとても嬉しいことで、

当時の包装紙をいつか入手したいと思っていたので、この企画はまさに願ったり叶ったり!

限定アイテムよりも、それを買った時に入れてくれる包装紙デザインの紙袋の方が実は目当てだったりします(額に入れて飾ろうかなと)。

 

西武百貨店の地下の入り口から入ると、早速包装紙デザインが大きく打ち出されていてテンションも上がります。

 

そのまま地下通路で別館のギャラリーに行くのですが、その通路の壁全面にも包装紙デザインがー。

結構力を入れているのがわかります。

 

 

ギャラリーに入ると、よく目にするリンドベリの写真パネルがお出迎え。

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包装紙のデザインが縁で今回の開催となったわけですが、

当時の西武百貨店にグスタフスベリ社で勤務した方がいたため、リンドベリにデザインを依頼したといういきさつだったようです。

 

包装紙デザインの原画(!)と、

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当時の包装紙。

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私もこういう風に飾りたいわけでございます。

 

こちらは1968年に渋谷西武で来場者に配られたトランプ。

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1950年代にリンドベリが来日した時の写真からは、彼の日本の陶磁器への強い関心が伝わってきます。

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ファイアンス作品ももちろん素晴らしく、

 

ファイアンスのデザインパターンのスケッチに見ごたえあり。

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ファイアンスのミラーもあったのですね。これは現地では無かったと思います。

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当店で扱うようなテーブルウェアの名作ももちろん並んでいます。

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今回の発見は、デンマークのホルムガード社にもデザインを提供していたことと、

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日本市場のためのカトラリー(プロトタイプ)です。

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未発売のまま終わったのでしょうか。

 

 

ルマ社のラジオ・テレビもミッドセンチュリーらしい存在感で良いですね。

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リンドベリの大きな魅力の1つが、優れたグラフィックデザイナーでありイラストレーターだったことです。陶磁器のデザインを多数手掛ける傍らで、絵本や雑誌、百科事典の装丁も時おり担当していました。

 

グスタフスベリ社に入社しなければ、著名なイラストレーターとして活躍していたはずだと、ここでは評されています。

 

 

雑誌の表紙となったグラフィック作品の原画も多く並び、現地でもそうでしたがここが個人的には一番の見どころでした。

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非常に細かい描写と豊かな色彩で描かれた建物。

Karneval/カーニバルシリーズにもこのテイストが見て取れます。

(Karnevalは展示されていたのですが写真を撮り忘れました...無念...)

 

こちらの赤い花は、Tahiti/タヒチシリーズの花によく似ています。

こういった、他の作品との共通点を探すのも展覧会の大きな楽しみです。

 

それから、なんとも言えない不思議な感覚に陥るイラスト。

 

特にこの3点を観ていると、『ハウルの動く城』にも見られるような独特な世界観があるように思います。

リンドベリ・宮崎駿の両氏に失礼かもしれませんが、混沌とした世界や、人間が生まれた不思議、哀れな一方でかけがえのない存在である人間の描写に、共通のものを感じてしまいます。

 

また、リンドベリのデザインには、アダムとイブをモチーフにしたものがしばしば見られます。

テーブルウェアのAdamとEvaはまさにそのもの。

この女性のイラストや上述の百科事典、Pynta/ピンタの一部アイテムやPall/パールというシリーズにはリンゴがデザインされていますね。

 

 

展示コーナーを出ると、北欧マーケットが開催されていました。

リンドベリデザインを使って近年生産されたアイテムや、ヴィンテージ食器なども並んでいて、皆さんじっくり見ていました。

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今回の目的は包装紙デザインを使った限定商品なので、色々目を奪われながらも、その売場に向かいます。

 

ハンカチは紳士用品売場、バスタオルはタオル売場、と色々散らばっていてさながらオリエンテーリングのようですが、

ハンカチやエコバッグ、ポケットチーフなど事前に欲しかったものは軒並み売切れとなってしまっていました。。残念。

エコバッグやトートバッグは特に早かったようです。

リンドベリ展開催前の10月11日から商品が販売開始というのは知っていたのですが、店頭で買って紙袋を手に入れたかったので...

 

西武百貨店さんも予想外の売れ行きだったかもしれませんね。アイテムによっては再生産もあるかもしれないとのことでした。

 

 

 

バスタオルはまだ残っていたので、レッドを1つ買うことにして。

合計5000円でもらえるミニ風呂敷はまだ残っていたので、ベルサのノートを一緒に買って風呂敷をゲット。

 

販売員さんがすごく優しい方で、紙袋をおまけしてくれた上に、なんと包装紙自体もあるということでいただいてしまいました!

 

展示されていた当時の包装紙よりちょっと赤がくすんではいるけれど、実はこれが今回一番嬉しかったです(笑

 

当時も、包装紙の生産コストが高かったので数年で見直されて、現在の緑と青の丸のデザインに変更されてしまったようなのです。

 

 

リンドベリ展は10月30日までの12日間で短期間なのと、他の地域での巡回展の予定は無いというのは残念ですが、ご予定の合う方はぜひ行ってみてください。

限定アイテムの販売は11月7日までの予定です。

詳しくは下記ページからどうぞ。

https://www.sogo-seibu.jp/le2016fall/lindberg/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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